ステンレスシンクの再生研磨・磨きを始めた頃の鏡面仕上げ①
今から17年ほど前の2006年あたりからステンレスシンクの再生研磨に興味を持ち始めました。
「再生研磨」という言葉を使いはじめていた、私が勝手に尊敬しているハウスクリーニングの大先輩のブログや写真を穴が開くほど見直してどこかにヒントがないか?と日々試行錯誤を繰り返していました。
写真の撮影方法も分かっておらずとても見にくいですが、これでも当時の私にとっては大喜びするくらいの仕上がりでした。
ステンレスシンクの再生研磨・磨きを始めた頃の鏡面仕上げ②
シングルポリシャーで削ってピカールで仕上げる
今でもよくYouTubeで見受けられる方法で仕上げた覚えがあります。
自分の付けたシングルポリシャーの研磨痕も全く消せておらず、金属磨きで磨いた特有のギラギラとした輝き方となっています。
私自身はこの金属磨き特有の光り方が苦手なのでどうにかできないか?と考えても解決策もわからず、悶々としていたように思います。
2023年現在のステンレスシンクの鏡面仕上げ①
シンク底面だけ鏡面仕上げにした状態です。
最終工程として金属磨きを使用しましたが、以前のように金属磨きで強制的に光らせているのでなありませんので、その前工程でもほぼ同様の輝きになっています。
2023年現在のステンレスシンク鏡面仕上げ②
角度を変えても、自分の付けた研磨痕はほぼないと思います。
自分で作った独自の研磨シートや研磨剤を使用しない限り、一般で市販されている道具類の種類は限られているので、私の施工方法も他社と大きく異なるところはないのではないでしょうか?
ただ、大先輩方の施工方法なども風のうわさ程度に見聞きしたり、研磨スクール数社に合計3~4百万もかけ研修に行き数年修行したり、と迷走を繰り返しながら今に至っているのが現状です。
私の仕上げがすごい!なんてことは一度も思ったこともなく、YouTubeなどですごい動画を観るとお金儲けもそこそこにしばらくシンクを磨き続けてしまう磨きオタクなのだと思います。
私のメインの施工方法は、一般家庭から小規模店舗を想定したシンクを磨く方法なので、小場所にも入るような小さな機械の使用がメインとなりますので、あくまで手作業の延長で機械を使うイメージです。
ですので、仕上がりの傷もあまり出ないのかもしれません。
店舗の厨房のような硬いステンレスを使用した平坦な箇所が多い大規模なところでは、もっとハイパワーの機械を使うことになります。
修業したスクールでは125Φのハイパワー機械を使った方法を学び研究もしてきましたので、厨房の仕上げも問題ないですが、一般家庭のシンクではなかなかメインにはなり切れないのではないでしょうか?
語り出すと止まりませんので、今回はここまでにしたいと思います。
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